Earl Greyhound | ja

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Earl Greyhound(アール・グレイハウンド)

アフロの女性ベーシストカマーラ・トーマス/Kamara Thomas(B、Vo)、美形の長髪白人ボーカル&ギタリストのマット・ホワイト/Matt Whyte(G、Vo)、大型黒人ドラマー、ビッグ・リック・シェリダン/Big Ricc Sheridan(Dr)のキャラの立った3人組。

2002年の春にカマーラとマットが出会い、共に曲を書き、2人のデュオという形でNYでライブを始めた事でバンドはスタートする(初期はカマーラはピアノを担当)。そこにドラマーのビッグ・リックが加入し、アール・グレイハウンドはラウドなギターを聞かせるトリオのロック・バンドと変貌を遂げていく。凄腕のドラマーの加入、そしてサウンドの変化をオーディエンスは受け入れた。彼らのライブとサウンドはオーディエンスの興奮を得るには充分すぎるインパクトを持っていたのだ。

レッド・ツェッペリンやT.REXとブルースの影響を感じさせるマットのプレイ、バディ・マイルスやビリー・コブハムを想わせるパワフルでありながらタイトなビック・リックのドラミング、そしてステージ上でオーディエンスの注目を集めてしまうアフロ・ヘアの女性ベーシスト、カマーラのプレイとソウルフルなバッキング・ヴォーカル。ラウドでありながら、時にはハーモニーがエミルー・ハリスとグラム・パーソンズのデュエットを回顧させてしまうという彼らのライブは、またたく間にNYで評判を呼んでいく。

その噂を聞きつけたNYのインディペンデントレーベルSome Records(http://www.some.com)と契約し、2004年10月、デビューEPをリリースし、バンドはツアーへと出て行く。そのツアーを通してデビュー・アルバムの原型が徐々に出来上がっていくのである。

アメリカで2006年10月に発売(日本発売2007年4月)され、アルバムタイトル『ソフト・タ―ゲッツ』と名づけられたアール・グレイハウンドのデビュー・アルバムは、ピンク・フロイドやフリートウッド・マックも使ったLAのスタジオWestbeach Recorderで録音され、仕上げはNYでおこなわれた。ブリティッシュ・ハードロック的なサウンドを前面に打ち出しながらも、ソウル、ブリティッシュ・ポップが混在したサウンドは大きな人気を呼び、クリス・コーネルとのツアーも話題を呼んだ(2007年7月には初の来日公演が実現している)。

そして2010年3月、プロデューサーにマーズ・ヴォルタ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、システム・オブ・ア・ダウン等を手掛けたデイヴ・シフマンを迎え、約3年振りに2ndアルバム『サスピシャス・パッケージ』をリリース(レコーディングはロサンゼルスのRed Bull StudiosとBig Game Lodge Studios)。

ハードなロックンロールはもちろんのこと、サイケデリックなナンバーや深みのあるバラードなど、前作にも増して多様性のあり、より70年代的サウンドを意識した強烈なアルバムとなっていると評判を呼んでいる。 .

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