Red Warriors | ja

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85年にレベッカを脱退した木暮武彦(g)が中心になって結成。

最初はレベッカ♂(オス)と名乗り、
次にレッド・ウォーリアーズ、直訳すれば"赤い戦士"と名乗ったことからも、
脱退云々に絡んで彼が結構ムカっ腹を立てており、
それ故にこのバンドが尋常ならぬエネルギーをためていたことが容易に想像できる。

わかりやすい。そんな彼らが作り上げたのは、
日本の4畳半フォークに見られるしみったれた裸電球ワールドの対極に位置するような、
バブリーでゴージャスなバッド・ボーイズ・ロックンロール。

バカでかい外車を転がし、お姉ちゃんをはべらせ、
果てはバラをちりばめた浴槽でドンペリ抜きそうな勢いの、
まさに"SEX DRUG ROCK'NROLLl"な世界観。

それは日本人であるが故に、
6畳一間のアパートにシャンデリアをつけるようなバカバカしさや
笑っちゃうような根拠のなさを醸し出していたが。
その無茶を力技でやってのける強引さや、
そこにある向こう見ずなエネルギーが、
華やかなエンターテインメント性を擁したステージングと共に、
ファンをロックな幻想へとトリップさせてくれてもいた。
また、これで売れなければシャレにならなかったところだが。

デビューと共にライヴハウスからスタジアムまで猛スピードでサクセス・ストーリーを築き、
上り詰めた場所で突如解散。
その理由が木暮のアメリカン・ドリームだったというから、
最後まで"らしさ"を貫いたバンドだったと言える。

その後、96年に一度、そして99年には再度本格的に再結成されている。 .

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