Doom #2 | ja

ヘヴィメタルの草分け的存在であるブラック・サバスは1970年の1stアルバム
『黒い安息日』で「終末」やオカルトといった世界観、重々しく遅いサウンドを提起した。

一方彼らは麻薬の常習者であり、
同時代のバンドと同じくサイケデリックな要素の強いヘヴィ・ブルースによっても知られていた。
ドゥーム・メタルというジャンルは以下に示すように様々な形態を取るが、
初期ブラック・サバスが持っていた要素のいずれかを特徴としている。

概して共通するのは、遅いテンポと重い音作りである。
このサブジャンルが認知されるようになったのは1980年代のキャンドルマスやトラブルや以降であり、
ジャンル名の'doom'はキャンドルマスの1986年のアルバム、
Epicus Doomicus Metallicusに由来する。
なお、'doom'とは「終末」「破滅」を意味し、
ブラック・サバス以来このようにダークで陰鬱なテーマを扱うバンドが多いが、
ストーナー系ではその傾向は少ない。 .