World Music | ja

ワールドミュージック (World music) とは、音楽のカテゴリー(ジャンル)のひとつで、世界各地の様々な様式の音楽を包括する概念であり、また(あるいは)2つ以上の文化的伝統が混交している音楽である。
この用語は民族音楽学者のロバート・エドワード・ブラウン(英語版)が1960年代前半に造語したものである。当時彼はウェズリアン大学におり、学部生の教育・訓練を行っており、効果的に学習させるために、アフリカやアジアの演奏家たちを10以上招いて一連のワールドミュージックコンサートを開催したのである。

「world music」は最初、学術の世界で非・西洋の音楽を指すために用いられたわけであり、またグローバル化が進む世界の音楽を聴き手にとどけるためのジャンル名、マーケティング用語としても用いられるようになった。
一連のコンサートで世界の様々な地域の音楽が演奏されたり、ひとつの曲が世界の様々な楽器を混成した楽団で演奏される。 
ワールドミュージックというジャンルが発展するにつれ、現在では様々なハイブリッド的なサブジャンルを含むようになっている。たとえばワールドフュージョン、グローバルフュージョン、エスニックフュージョンといったサブカテゴリもあるのである。 .