The Red Jumpsuit Apparatus | ja

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ザ・レッド・ジャンプスーツ・アパラタス(The Red Jumpsuit Apparatus)とはアメリカ合衆国、フロリダ州ジャクソンビル出身のポスト・ハードコアバンドである。

バンドの名前である"Red Jumpsuit Apparatus"(直訳:赤ジャンプスーツ器具)は、目隠しされたメンバーの一人が、壁に貼られたでたらめの単語の中から3つ選んで決めたもので、メンバーは名前にはこだわっていなかった。"Face Down"は、全米シングルチャートにて最高24位を記録した彼等の代表曲。

現在のメンバー

ロニー・ウィンター / Ronnie Winter - (リズム・ギター)
2006年8月、5年以上付き合った彼女ステイシーと結婚。

ジョシュ・バーク / Josh Burke - (リード・ギター)
2011年加入。

ランディ・ウィンター / Randy Winter - (ヴォーカル)
ロニー・ウィンターの兄弟。2011年加入。

ジョーイ・ウエストウッド / Joey Westwood - (ベース)
2007年8月、恋人ローラとの間に娘をもうける。

ジョン・ウィルケス / Jon Wilkes - (ドラムス、ヴォーカル)

元メンバー

エリアス・レイディ / Elias Reidy - (ギター)
2008年10月に脱退。

デューク・キチンズ / Duke Kitchens - (リード・ギター・ピアノ)
2011年7月に脱退。

マット・カーター / Matt Carter - (リズム・ギター)
2011年7月に脱退。


2001年冬にロニー(ヴォーカル)とデューク(ギター)が、フロリダ州にてバンドを結成。初期の頃はBlink 182等のカバーを行っていた。その後も、地方で精力的に活動し評判を得るもメンバー数人が脱退。ロニーがネットでメンバーを募集し、それをみたエリアス(ギター)が加入、その後エリアスが以前活動していたメタル・バンドのメンバーで、幼なじみのジョーイ(ベース)が加入する。同じ時期にジョン(ドラム)が入り今のメンバーとなる。数ヶ月後にヴァージン・レコードと契約。プロデューサーとしてホーソーン・ハイツ、ブレイキング・ベンジャミンを手がけたデビット・ベンデスを迎えアルバムの製作に着手する。

2006年6月18日、デビューアルバム『Don't You Fake It』をリリース。全米最高25位となる。当時、時代の流れに乗った先鋭スクリーモサウンドに全米から注目が集まり、最終的に全米で100万枚以上を売り上げる大ヒットを記録。このアルバムには、後の彼らの代表曲となる「Face Down」が収録されており、全米シングルチャートにて最高24位を記録している。ちなみに、この曲「Face Down」は、家庭内暴力について書かれた曲で、インタビューでロニーは自身の経験をもとにしてつくられたものだという。「In Fate's Hands」はエリアスとジョーイがいたメタルバンドの名前と同名で、「Seventeen Ain't So Sweet」は、才能はあるがミュージシャンとして成功できないでいる女友達に捧げた曲である。またすべての曲のコンセプトは実際に起きた出来事である。

2008年4月、幕張メッセにて開催されたPUNKSPRING'08に出場。その後の10月に、ギターのエリアス・レイディが脱退する。直後にマット・カーターを正式メンバーへ迎え入れる。

2009年2月3日には、プロディーサーに、セイオシン,スリー・ディズ・グレイス等を手がけたハワード・ベンソンを迎えた2ndアルバム『Lonely Road』をリリース。全米最高14位となる。また、この作品では音楽性が以前と一変しており、楽曲から絶叫を外す「脱スクリーモ」を行っている。それに加え、オルタナティブ・ロック調やカントリー調の楽曲まで収録されており、それまでのハードコアなサウンドから一転、非常にポップな路線へと移行している。

2010年になると、当時契約を結んでいたヴァージン・レコードからの離脱を表明。その後はフリーで活動を行っており、8月24日には自主制作でミニアルバム「Hell or High Water EP」をリリースした。なお、今作からロニーの絶叫も完全復活し、サウンドも以前のスクリーモ寄りへと戻っている。セカンドシングル「Don't Hate」のミュージックビデオが、現在、彼らの公式MySpaceで試聴できる。

2011年7月11日、マットとデュークが、プライベート生活への専念を理由にバンドから脱退する。その後、17歳のジョシュ・バーク(Josh Burke)を正式にリードギタリストへ迎え入れる。続けて、ロニーの兄弟のランディ・ウィンター(Randy Winter)が、正式にリズムギタリストとして加入。

2011年8月29日、プロデューサーにジョン・フェルドマンを迎えて製作されたニューアルバム『Am I the Enemy』がリリースされ、全米ビルボードアルバムチャートにて、初登場61位を記録した。これは、2010年にリリースされたミニアルバム『Hell or High Water』に比べ、若干、攻撃力が抑えられた作品となっており、彼等本来のエモーショルなオルタナティブロック要素を、より押し進めた作品となっている。なお、世界流通盤はマネージメント会社「Collective Sounds」より行われる。日本国内盤は、ユニバーサル・レコードより、リリース。

1stアルバム「Don't You Fake It」では、ポップ・パンクに巧みに絶叫を交ぜた攻撃的なサウンド、いわゆるスクリーモと呼ばれるサウンドを聴かせてくれた彼等だが、2ndアルバム「Lonely Road」からは完全に絶叫を外し、全体的に落ち着いた楽曲が並んでいる。そのため、アメリカでは発売当時、数多くの賛否両論が巻き起こった。しかし、レーベル離脱後にセルフリリースしたミニアルバム「Hell or High Water EP」では、「Choke」や「Don't Hate」を筆頭に、以前の彼らのスクリーモサウンドへと回帰している。 .

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